2011年11月27日日曜日

☆Moopiee?☆

僕は自分をMoopieeと呼ぶが、よく「ムーピーってなに?」って聞かれる。
そうきたらしめたものだ。もぉムーピーゲームの入り口に立っている。

僕はグラフィックデザインなどをしているが、そもそも「自分が創造するにあたって何を求めているのか」を考えていた。
それは率直に「感動」と反射的に答える。
感動とは、感情が喜怒哀楽によって激しく動く事にある。
生き別れた兄弟との再会・何度も練習したフォームで挑んで得た得点・愛すべき者との別れ・偶然立ち寄った古本屋で吐き気をもようした掛け軸・どうしようもなく許せない言葉への怒り、その時自分の感情がブルんと揺れるのだ。
僕は、自分の創造物にそれを求めた。

しかし、問題はより明確なイメージだった。

感動を限定せず、それを求め表現するのは楽観的でどこか嘘くさい。具体的な「何か?」を求めていた。
それには、自分が何を望むかに答えがあった。
僕のターニングポイントになった20歳のある夜に感じた感覚。

あれはまさに「感動」した瞬間だった!

それはまた今度話すとして、自分はそれから人格がぐるんと180度変わり、交差点でいつもとは違う道を選んだ。
自分は今日までその道から様々な事で感じ得て、具体的な【自分の感動】をやっとこさ見つけた。

それは「魔法」だった。

即座にして光り輝く煌めきにかかり、ポジティブに心がバイブレーションする、そんなバカバカしくもすくぐったい、踊りだしたくなる魔法をかけたかった☆


前置きが長くなったがその道すがら、ある本に出会った。
手塚治虫の火の鳥「未来編」だった。
その中で重要なポジションにいるムーピーに、僕はとてつもない衝撃と親近感と憧れを感じた。
著作権的なものにビクビクしてるが、大きなリスペクトを込めてここに許される限り載せようと思う。








ムーピーとは不定形生物で、姿形をその都度変態することができる。環境への適応能力はハンパなく、最大の特徴はムーピーゲームという一種の催眠状態へと他者を誘う能力がある。
その世界は望めば知識の限り表現でき、明晰夢と酷似している。
この火の鳥「未来編」の世界では、ムーピーは人類のペットとし共存し、ドラッグ的にムーピーゲームにハマった人類は、彼等の存在と人類の未来に恐怖しムーピーを迫害する。
そんな中、主人公の宇宙飛行士ヤマトは自宅に隠していたムーピー(タマミ)との密かな生活に夢を見ている。
その後、機械に統治されている社会は核戦争をお越し、放射能と本部からの追跡者から逃れた二人はあるシャルターで、火の鳥に出会う。
その後、ヤマトは火の鳥に不老不死の命を与えられ、人類最後いや地球上で最後の生物へと年を重ねてゆく・・・





本部長ロックはムーピーを、人類を堕落させる存在と捉えていたが、この生命力と変態能力
そしてムーピーゲーム。

この生命力と変態力に強く憧れ、必要だと感じた。
なによりも自分の創造物がドラッグ的なムーピーゲーム的な、
他者からの強い依存を願った。

☆Moopiee☆



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