同居人のハードドライブに700Gの動画があるので、毎日何かしろ映画を見ている。
その中でも、今敏監督のアニメーション映画は格別*
東京ゴッドファーザーズ・パプリカそして昨夜千年女優を観た。
映画でもARTでも小説でもショーでも、体感している時は必死で目を見開いているが為、振り返る余裕なんてない。
ストーリー性メッセージは勿論だが、幕が下りた先にも対峙者に残る作品の香りや足音色彩が、思考を凌駕して五感を覆いかぶす。
昨夜は圧倒的な観賞後の余韻に溺れた。
解説や思考からなる組み込み方ではなく、作品自体から放たれる胞子で一体となる。
姿形のない自身の意識(客観性の欠けた)はだらしなく無防備な、もはや作品の一部かのような錯覚を覚えた。
立ち止まらせ、興味を引かせ 前のめりに見せ、それを二時間。ましてや観賞後も作品の世界へ意識を置き去りにするなんて、容易にできるもんじゃない。
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